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セクシュアリティ [性の多様性]

セクシュアルマイノリティという語は、字義においてはセクシュアリティにかかわる少数派ということになる。ではその「セクシュアリティ」とは何なのだろうか。日本語圏では、そこのところが意外と曖昧なまま使われているきらいがある。
狭い意味では「セクシュアリティ」は、性愛なり性行為といった「性的なこと」に焦点を絞った定義で使われ、この用例がむしろ中心になっている印象である。だから例えば「セクシュアリティについて議論します」などと言われれば、性行為や性的欲望などをめぐるイシューが、そこで俎上にのぼるテーマなのだと理解して差し支えないことのほうが多いかもしれない。
ただ、これがすべてだと「セクシュアルマイノリティ」が表す範囲も、狭い意味に矮小化されてしまう。
本来的には「セクシュアリティ」は、性にかかわる個々人のありようの総合的な全体像を指して言うのが、もっとも広い意味となるだろう。
すなわち、恋愛や性的関心の対象がどんな人であるのか、本人自身は性をめぐってどのような自分であろうという心持ちなのか、および本人の性にかかわる身体の状況はどうなっているか……。それらの理想と現実がせめぎあう、そのすべての要素が、各人のセクシュアリティなのであると言える。